東京エレクトロンデバイス（神奈川県横浜市）とハイレゾ（東京都新宿区）は、AI学習の課題解決を目指して協業し、Cerebras Systemsの「AI Model Studioサービス」を提供開始する。このサービスは、大規模言語モデルの学習環境をクラウドで提供し、生成AIの開発を促進するものだ。ユーザーはクラウドを通じてセキュアな環境でウェハースケールエンジンを利用でき、13億パラメータから最大1750億パラメータまでのGPTクラスのモデルを選択して利用することができる。また、数行のコマンドでモデルをトレーニングすることができ、処理速度の向上により生成AI開発の迅速化にも貢献する。 この「AI Model Studioサービス」の主な特長は、セキュアな環境で自社データ学習を実行できることと、利用費用が約半額であり、8倍の学習パフォーマンスを実現できること、数行のコマンドでGPTクラスのモデルをトレーニングできる環境を提供すること、13億パラメータから最大1750億パラメータまでの最先端のGPTクラスモデルを選択できること、Cerebrasと連携し技術サポートを提供すること、最小限のデータセットで利用可能なファインチューニングオプションを提供することである。 このサービスの提供価格は、学習モデルに基づいて提供される。東京エレクトロンデバイスは、ネットワーク、ストレージシステム、AI、クラウドなどの最新鋭の製品・サービスと高度な技術サポートを提供し、お客様ビジネスの拡大に貢献していくとしている。 また、Cerebras-GPTは、AIアプリケーションのプラットフォームHugging Faceやソフトウェア開発のプラットフォームGitHubで公開されているオープンソースGPTモデルである。Cerebras独自に設計され、1億1,100万から130億のパラメータまで、7種類の学習済み大規模言語モデルを無償で利用できる。商用利用も可能である。